オズの海外研修で毎回お世話になっている(株)インターサポートさん主催で、実際にインターサポートさんの紹介で行ったカナダの高校を今年卒業し、9月からカナダの大学に入ることが決まったお子さんとそのお母様・森レナさんの講演を聴きに行って来ました。

息子さんは、高校を卒業したばかりとは思えないような堂々と落ち着いた話し方で、貴重な留学体験についてお話しされていました。「留学」と言えば聞こえは良いかもしれませんが、英語力の問題や文化の違いに大きな不安や葛藤が付きもの。インスタやTwitterがある今は留学してもSNSで気軽に連絡が取れますが、それがかえって足枷となった部分もあるとおっしゃっていました。確かに言葉がわからずもがいている中で、自分の同級生達が日本で楽しく過ごしている姿を見るのは辛い経験だったと思います。そんな時、日本のお母様にしょっちゅうFacetimeで連絡を取って話を聞いてもらっていたそうですが、お母様に「帰って来てもいいよ。なんならすぐチケット買ってもいいよ」と言われたことで肩の荷が降り、逆にそこから前向きに取り組めるようになったとのこと。前はだれかが笑っているだけで「自分の英語が笑われているんではないか」と思うほど自信を失っていたそうですが、人の目を気にせずわからないことはどんどん質問するようにし、今では世界の大学の学力ランキングでは東大よりも上のカナダの大学への進学を決められました。「日本の高校から東大に行くことは絶対にできなかったけど、留学したからもっと学力の上の大学に進むことが出来た」という、留学による可能性のお話しもされていました。

続いてお母様のお話しの中では、とにかく「英語による選択肢を与えること」が留学の目的だったとおっしゃっていました。先日のイゲット千恵子さんのセミナーでも同じ話が出ましたが、英語がわかるとそれまでの何倍もの情報が得られるようになり、それが将来の選択肢を増やすことにつながります。それから印象的だったのは、息子さんと連絡を取る中でお母様が直接手伝ってあげたことは一度もなかった、という点です。「そういう悩みなら留学生センターに相談したら?」「エージェントに行ってみたらどう?」とアドバイスはするけれども、息子さんに直接問題解決をさせるようにした、とのことでした。それは、親が子どもの問題を解決してやると、大枚叩いて与えた子どもの経験の機会を奪うことになるから。これが留学を応援できる親の心構えなんだろうな、と感じました。
海外では、18歳で自立しますので、大学へ行くも就職するも、全て自分の決断になります。大学へ行く場合は返済不要の奨学金をもらえる子もいますが、ほとんどの人が学生ローンを組んで、就職してから返していきます。または高校を出て就職し、お金を貯めて自分の勉強したいことがわかってから大学に行くケースも珍しくありません。親が助けてあげるのは簡単ですが、現地の子のような自立を促すには自分で決断させ、問題を解決させるチャンスを与える姿勢が留学にも必要なんだなと感じました。そうした決断をするには自分の経験が必要になってきますので、お母様のされたことはとても理にかなっていると感じました。

お盆休み中に貴重なお話しを聞けたことに感謝!間違いなく一生の経験になりますので、留学を考える生徒さんも増えればいいな、と思います。
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posted by OZ ENGLISH SCHOOL at 13:24|
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